本番ハプニング特集
- 実佳 匂坂
- 2024年9月12日
- 読了時間: 3分
今日は実際に本番で経験したハプニングについてまとめてみました。
そんなこともあるんだ〜くらいに読んでいただければと思います。
1.ピアノの弦が切れる?!
ピアノの中には弦(金属の細い線)がたくさん張ってあり、それを叩くことによって音が出ます。しかし何度も繰り返し使っていると、弦が切れることがたまにあります。
実際に家のピアノもよく切れるのですが、切れた瞬間は「バチン!」となかなか大きな音がして驚きます。
ホールなどのピアノは本番のたびに調律されることが多く、頻繁に手入れがされるのであまり切れることはないと思っていましたが、一度コンクールの演奏中に切れたことがあります。
本番で切れることもあるんだ、とかなり驚きました(笑)
2.鍵盤が泥だらけ?
これもコンクールの時の話です。
コンクールでは大勢の人が1台のピアノを使います。前に演奏した人が緊張して手汗をかいた上、手が汚れていたのか、鍵盤に茶色の汚れがたくさんついていたことがあります。
こんな時のためにハンカチを持っていくのも一つの対策だと思います。
また、これは知り合いの話ですが、鍵盤に血がついていたこともあるそうです。
グリッサンドなどで少し血が出てしまったかなと思いますが、本番ピアノに向かってそこに血がついていたら、びっくりですよね。
3.楽譜が飛んでいく
これは伴奏で、本番に楽譜を立てて弾いていた時の話です。
もちろん譜面台に楽譜をおいて弾いていたのですが、会場によって譜面台の後ろ方向からエアコンの風が吹いてくるところがあります。
伴奏譜も4ページくらいなら画用紙に貼れますが、長い曲だとそうもいきません。
一度試験の伴奏をしていた時、曲が終わる寸前にエアコンの風で全部楽譜が下に落ちてしまったことがあります。
終わる直前だったので、残りの伴奏も暗譜で弾き、無事終われたので良かったものの、もしも途中だったら暗譜もしていないので大変でした。
エアコン以外にも、体育館で合唱の伴奏をする際などは風が入ってくる可能性があるので、厚手の紙に貼っておくことをおすすめします。
4.その他にも…
本番を数多く経験すればするほど、いろんなことが起こります。
よくあるのは「飴」問題です。
咳が出そうになって、のど飴を舐めようと飴を取り出すのですが、あの袋を破る音が結構ホールに響きます。静かにゆっくりやろうとすればするほどずっと音がしているので、演奏者だけでなく、聴いている方も気になったりします。
また最近は補聴器についてもアナウンスがよくあります。
これは聴きに行ったコンサートで実際私も体験したのですが、ピアノのメロディーに合わせてずっと変な電子音のようなものが流れているのです。
正しく装着されていないと、変に共鳴してこのようなことが起こるらしいと聞きました。
また、弾いている最中に携帯の音が鳴るというのもあります。
このように色々ハプニングがあったとしても、本番では演奏を続けなければいけません。
どんな事があっても自分の演奏をできるよう、技術的にも精神的にも鍛えて本番に臨んでくださいね。
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