いざ本番!注意点は?
- 実佳 匂坂
- 2024年8月28日
- 読了時間: 3分
夏〜秋は発表会やコンクールなどが多く開催される時期です。
これから本番を迎える人へ、上手に演奏を聴かせるために、今からでも誰にでも簡単にできることをお伝えします。
目次
1.持ち物チェック

本番に必要なものは、前日までにしっかり揃えておきましょう。
当日はバタバタするかもしれませんし、忘れ物をしてしまうと気持ちがさらに落ち着かなくなってしまいます。
そして、当日の出発する前にこれさえあれば本番を迎えられるという、最低限必要なものをもう一度確認しましょう。
具体的には次のようなものかなと思います。
・本番用の衣装(靴下や下着なども含めて)
・靴
・楽譜
・(コンクールの場合)参加票など
会場に着いてからこれらがない分かると、焦ります。
私自身、コンクールなどでは忘れ物をしたことがありませんが、試演会で靴を忘れて、友達に借りたことがあります。
偶然、同じサイズの靴を借りられたので良かったですが、ペダルを踏みにくい靴だと演奏に集中できなくなってしまいます。
また、楽譜は本番では見ないかもしれませんが、直前に確認したい時に手元にないと、不安になりますよね。
そのほか、直前に録音を聴く人は、録音機やイヤホン、冬など寒い日はカイロや手袋があると良いです。
ちなむに衣装は事前に一度着て演奏する練習を行うと良いと思います。
袖が気になったり、いつもと違う靴でペダルが踏みにくかったりすることがあると思うので、事前に試して慣れておくことも必要です。
2.舞台マナー
当日気をつけてほしいこと NO.1 です。
演奏については、今からここ気をつけてなど、当日に言ってもなかなか直せませんが、マナーはすぐ取り組めることばかりです。
少しでも演奏の印象を良くするために是非取り組んでみてください。
具体的なことを3つお伝えします。
①舞台へ出るときの歩き方
姿勢良く背筋を伸ばして、スタスタと歩きましょう。
下を向いてノロノロと歩くととても自信なさげで、あまり上手そうには見えませんよね。
意識していなくても、人はどうしても見た目で多少の印象を決めてしまします。
少しでも良い印象を持ってもらえるように、舞台に出た瞬間から気を付けましょう。
②お辞儀の仕方
舞台の真ん中まで歩いてきたら、正面を向いて一度止まりましょう。
それからゆっくりお辞儀をします。
短くても1・2・3で頭を下げ、4・5・6で上げるくらいの長さが良いと思います。
終わってからも一度正面にしっかり目線を上げてから、ピアノへ向かいましょう。
特に子どもに多いのが、流れるように、とりあえず形だけやりました、というようなお辞儀をしてしまうことです。
気持ちを込めて、とまでは求めませんが、聴いてくれる人への挨拶として丁寧にお辞儀しましょう。

③椅子の調整
自分で椅子の高さを変える場合、観客側に自分のお尻(背中)を向けないように気をつけましょう。これも礼儀の一つです。
3.時間にゆとりを持って
持ち物も舞台マナーも完璧!となったら、あとは時間に余裕を持って、落ち着いて本番に臨めるようにしてくださいね。

いかがでしたか?
特に舞台マナーについては、出てきたときの歩き方で『この人の演奏上手そう!』『あまり上手ではなさそう…』と弾く前から演奏の印象を左右してしまいます。
ぜひ、できることはしっかりやってみてくださいね。
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