top of page
検索

ソルフェージュって何?

  • 執筆者の写真: 実佳 匂坂
    実佳 匂坂
  • 2024年6月20日
  • 読了時間: 3分

さぎさかピアノ教室ではソルフェージュのレッスンも行っています。

そもそもソルフェージュという言葉は聞き馴染みのない方が多いのではないでしょうか?

今日はソルフェージュについてのお話です♪





開いた楽譜



1.ソルフェージュの意味


ソルフェージュとはフランス語で、楽譜を読む訓練のことを指します。


楽器の専門に関わらず、音楽を学ぶ上で必要な基礎訓練です。 


クラシック音楽では、楽譜を正確に読むことが大前提として求められます。


楽譜通りの音やリズムを理解した上で、どういう曲想や音色で表現するかを考え、演奏家によって違いが表れてきます。


まず大前提の部分をしっかりおさえるために、音高や音大の入試や授業では、必ずソルフェージュがあります。



2.ソルフェージュってどんなことをするの?


ソルフェージュの内容は大きく分けて2つあります。


①聴音

これは楽器などで演奏されたメロディーを楽譜に書き取っていくものです。

よく耳コピして演奏できる人もいますが、聴音では他の人が見ても同じように演奏できるよう、正確に楽譜に書かなければいけません。


音を聞いてドレミが分かる力(音感)と、一定の拍を感じる力(拍感)、そしてリズム(音符)の書き方(楽典的知識)が必要になります。

もちろん最初から全てできる人は少ないので、聴音を繰り返し行うことで、上のような力が

身についています。



②新曲視唱(奏)

新曲視唱=初見で(その場で楽譜を見て)歌う

新曲視奏=初見で楽器などを演奏する


というものです。


これは楽譜を速く読む力、さらに正確に演奏できる技術が必要になってきます。


視唱では音程もつけて歌わなければいけないので、音感も必要です。


新曲視唱・視奏ができるようになると、譜読みのスピードも上がります。



3.ソルフェージュを習うメリット


楽譜を読むのが速くなる

楽譜を読む練習を繰り返し行うことによって、読むスピードが速くなります。

長く続けていれば、簡単な曲ならその場で楽譜を読んで、弾くことができるようになります。

譜読みが速くなれば、一度に弾ける曲が増えたり、急に伴奏を頼まれたりしても対応できるようになるのでとても便利です。


また、譜読みにかかる時間が減ると、相対的に表現力を磨く時間が増えるので、一曲に対する理解や表現をより深めることができます



拍感が身につく

リズムやテンポを正確に取るために、拍感を持つことは必須です。


初見で演奏する時も、聴音で楽譜に書き取る時も、自分の手で拍(一定の速さ)をとらないと正しくリズムをとれません。


一定のテンポがあってこそ、それに対する長さの違いでリズムが生まれてくるからです。

テンポが一定でないと、聴いている人はそれがリズムによる長さの違いなのか、テンポが変わっているだけなのかがわかりません。


繰り返しソルフェージュの練習をすることによって、自然と拍感が身につきます。



音感が身につく

新曲視唱では、リズムや音名だけでなく、音の高さも正確に取る必要があります。


聴音では、聞こえてきた音のドレミが分からないと、楽譜に書くことができません。


このように音の高さとドレミを結びつける練習を繰り返し行うので、自然と音感が身につきます。


絶対音感は訓練で身につきます。特に楽器の音は聞き取りやすくなります。


繰り返し訓練していると、そのうち電車のメロディーだったり、電話の保留音、チャイムの音などがドレミで聞こえてくるようになります(笑) 

ここまでくると、耳コピも多少できるようになります。


 

いかがでしたか?

ソルフェージュに興味があるという方はぜひさぎさかピアノ教室までお問い合わせください。

Comments


©2020 by さぎさか音楽教室 

bottom of page