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ヘ音記号

  • 執筆者の写真: 実佳 匂坂
    実佳 匂坂
  • 2024年4月18日
  • 読了時間: 3分

ピアノの楽譜では、右手はト音記号で左手はヘ音記号という形がよく使われます。

同じ位置に音符のたまがあっても、ト音記号かヘ音記号かによって音が違います。

しかも両手で弾くときは、それを同時に読まなければいけないので「ト音記号で統一してよ!」と思う方もいるのではないでしょうか(笑)

そこで今日はヘ音記号についてお話ししたいと思います。


なぜヘ音記号を使うのか、というとト音記号とは違う音域の音を書きやすくするためです。

ト音記号は五線のに1本加線を書いた上の音が「真ん中のド」、ヘ音記号は五線のに1本加線を書いた上の音が「真ん中のド」です。


そのためト音記号は真ん中のドより上の音を、ヘ音記号は真ん中のドより下の音を書くときに多く使われます。



そもそも真ん中のドって何?って思う方もいると思うのでその説明をします。


真ん中のドはピアノの真ん中あたりにあるドの音のことです。多くのアップライトやグランドピアノなどの場合、ちょうど真ん中あたりにメーカー名などが書かれているのでそのあたりにあるドを探すと分かりやすいと思います。

ドならどこのドでもいいというわけではなく、高さも決まっているのです。



真ん中のドよりも低い音域をト音記号の楽譜で書くと加線が多くなって少し見づらくなってしまいますよね。そこでヘ音記号を使うと、ちょうど五線の上に音符を書くことができ、すっきりとした見た目になります。


【ヘ音記号の読み方&速読トレーニング】

前回のブログで楽譜を速く読むコツについてト音記号を中心にお話ししました。

今回はヘ音記号を中心にトレーニング問題も載せます。


まずヘ音記号の読み方は下のようになります。


速く読むためにはいくつかの音の位置を暗記することをお勧めします。

覚えやすいのは下の二つです。


①線の間の音をラドミソと覚える。


②線の上の音をソシレファラと覚える。

ご自分の覚えやすい方で覚えてください。


②の方法で覚えた人はトレーニング(2)→(1)の順におこなってください。


トレーニング(1)

線の間の音だけを速く読めるようにする。

止まらずに速く言えるようになるまで何度も繰り返しやってください。



トレーニング(2)

線の上の音だけを速く読めるようにする。



トレーニング(3)

線の上と間の両方の音を混ぜて練習する。



いかがでしたか?

答えを覚えてしまうくらい何度も繰り返しトレーニングしてみてください。

慣れてきたら読みながらピアノでその音を弾いてみたり、自分でオリジナルの問題を作ってやってみてくださいね。


ヘ音記号が速く読めると、譜読みのスピードも格段に速くなり、弾ける曲の幅も広がります。ぜひ頑張って慣れて行ってください!

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